[レポート]DAY1オープニング&ビジネスキーノートセッション:データ・アナリティクス #SnowflakeDB #DataCloudWorldTour
この記事は、2022年10月25~28日開催のDATA CLOUD WORLD TOUR JAPANのセッション『データ・アナリティクス』に関するセッションレポートです。
セッション概要
概要
- オープニング
これから始まる四日間のデータクラウドカンファレンス。 各日のテーマ・概要をお伝えするとともに、社長執行役員の東條英俊がゲストやMCと一緒にデータクラウドの世界の扉を開きます。
- ビジネスキーノート
比類ないスケールとパフォーマンスを実現するコンピューティングとストレージを分離する画期的なアーキテクチャ。データレイクの柔軟性とデータウェアハウスの利便性を単一のプラットフォームへ融合。データシェアリングとコラボレーションの意味を再定義するグローバルなクロスクラウドネットワークの創造…このようなテクノロジーとイノベーションの最前線で、まったく新しい市場を生み出すきっかけを作ってきたSnowflakeの10年の成長を社長執行役員の東條英俊よりご紹介します。
登壇者
- Snowflake株式会社 社長執行役員 東條 英俊 氏
- お笑い芸人/IT企業役員 厚切りジェイソン 氏
- Forbes JAPAN Web編集長 谷本 有香 氏
オープニング
- DATA CLOUD WORLD TOUR JAPANとは
- データに特化した日本最大級のイベント
- データに興味・関心が高まっている時代
- なぜデータに特化したイベントを企画したのか
- 今世紀の石油とも言われる「データ」が経営の資源になっている
- DXの裏側には必ずデータが存在する、データの活用がDX成功の鍵
厚切りジェイソン氏とのスペシャル対談:Why Data Cloud!?
- コロナの影響で、データ活用時やデジタル化への関心が高まった
- 電子化されたデータが多くなってきた、これらをどうやって活用し、ビジネスを進化させるのか
- 日本と海外の先進国の違い
- アメリカは昔からDXやリモートが進んでいたが、アメリカは土地が広いこともこの背景としてある
- アメリカと日本では、仕事の進め方や評価制度も異なる。アメリカでは個人、日本では全体、という考え方がある
- データ活用やデジタル化のコロナ禍での日本の現状
- データの活用、DXは進んだと感じる
- 一方で次の段階に来ているとも感じる。例えば、ビジネスは自社だけで完結するものではなく、取引先などたくさんの会社が関わって成り立っていることもあり、自社のデータと外部のデータをかけ合わせていく動きが、高まっている
- Why Japanese People なぜデータをコラボレーションしないのか?
- 自社内だけを見ていては、馬がブラインダーをつけて周りが見えずに走っている状態
- 社外まで広げると、視野が広がる
- これからの社会のデータ活用の可能性は…
- オープンイノベーションが重要
- データにも鮮度や賞味期限がある、旬な内にデータの価値を爆発させてほしい
- そのため、SnowflakeのData Exchangeなどの機能が役立つ
- データのコラボレーションで生まれた成功例
- SnowflakeのMarketplaceで、データのコラボレーションが進んでいる
- ウェザーニューズさんの事例は、過去の正確な天気のデータと、2週間先の予報データを持っている。例えば小売のデータと掛け合わせることで、傘など特定の天気に必要な商品の入荷数や店内レイアウトを変えたりなど、売上増加に繋げるためのアクションを取ることが出来る
- クラウドってセキュリティ大丈夫なの?という意識
- 日本はアメリカよりも時間がかかっていたが、最近変わってきた
- 日本人のクラウド・オンプレミスに対する考え方
- 日本人はカスタマイズしすぎなところがある、標準機能を使うだけでも素晴らしい機能は多くある
- 今まで通りのやり方をクラウドでやろうとすると、クラウドのメリットを全く活かせない。グローバルスタンダードに併せたやり方でビジネスを進めていくべき
- オンプレミスとは違うクラウドのメリット
- 膨大なデータを処理するためには、膨大なリソースが必要
- しかしクラウドであれば、必要な時だけ、無制限なリソースを使うことが出来る
- なぜデータの民主化を進める必要があるのか
- 「経営者が見るデータ」「粒度を細かくしたデータサイエンティストの人が見るデータ」「現場の人が見るべきデータ」立場によって必要なデータが変わる
- 「必要なときに必要なデータをいつでも見ることができるようになること」が必要、これがデータの民主化であり進めていく必要がある
- データの民主化や活用でどんな価値が生まれるのか
- 現場の人がデータを見て瞬時に判断できるようになれる
- オンプレミスからデータクラウドへ移行するときの注意点
- クラウドが世の中に出てだいぶ時間が経っている
- アプリケーション含め、データの移行はグローバル全体で見るとだいぶ方法が固まってきている
- オンプレミスからデータクラウド移行することに恐れもあるかもしれないが、それ以上にデータクラウドに移行するメリットの方が大きい
- 専門家にマイグレーションを任せることも有効な手と言える
最後は、Why Japanese People!?で厚切りジェイソン氏に締めて頂きました。
ビジネスキーノート
- Snowflake設立
- 2012年に設立、今年で10年経過
- 日本に置いては丸3年が経過
- Snowflake社の従業員数
- 2019年:939名
- 2022年:3992名 ※撮影日時点では4000名を超えているとのこと
- クライアント数
- 撮影日時点では6000社を超えている
- 総収益
- 2019年:9600万ドル
- 2022年:12億ドル。Snowflakeはコンサンプションモデルを採用しているので、売上の分だけSnowflakeが使われている、バリューを表していると言える
- Put Customers First
- Comapny Valueの一つ。(Snowflake社ではCompany Valueが8がつあるが、最も重要にしているのが「Put Customers First」)
- Snowflake社のNPSスコアは「72」。業界平均は「21」、Snowflake社は3倍以上のスコアを出している
- 2012年
- Benoit氏とThierry氏によりSnowflakeを創業
- この2人は元々、データベースを作る側のアーキテクト。Cloudの時代に沿ったデータベースを作りたい、という思いからSnowflakeという企業が生まれた
- お客様のミッションと共に
- お客様の経営の課題についても、Snowflake社が相談をいただくことが増えてきた
- ビジネス課題にも解決出来るように
- 医薬 × Snowflake
- アメリカの製薬メーカーの事例
- 「12年➟9年」に薬が出来てからの販売開始までの期間を短縮したい、とSnowflake社が相談いただいた
- Snowflakeを用いた社内の運用コスト削減などを行い、期間の短縮に貢献
- サプライチェーン × Snowflake
- HEINZ社の事例
- Snowflakeを使ったデータ基盤を提供することで、サプライチェーン周りのデータを用いた可視化を行い、より安定したサプライチェーンに貢献
- ステーブルエッジ
- データとデータのつながりのことを「ステーブルエッジ」と呼んでいる
- 2020年時点では、ステーブルエッジは373個だった
- 一方で2022年に入り、ステーブルエッジが1550個まで増えた
- グローバルでは、Snowflakeを用いてデータを共有・交換することでビジネスや経営にデータを活かしている
- 日本においても、このステーブルエッジを増やしていきたい
Data Cloud World Tourの4日間を楽しむための話
各ブースの紹介が行われました。
Data Cloud World Tour Japanのページから、「デジタル展示会場」を押すことで、各パートナーの展示会場の一覧を見ることが出来ます。
弊社クラスメソッドもFivetran社と協賛で出展しております!!
本イベントに関して、Twitterでもハッシュタグ「#DataCloudWorldTour」を付けて発言をどんどんしてほしいとクマ太郎からもお願いがありました!
Snowflake社の公式Twitterアカウントもぜひフォローしましょう!
最後に
DATA CLOUD WORLD TOUR JAPANは、10月25日~10月28日まで開催しております!まだ登録していない方は、是非登録して気になるセッションをご視聴ください!